自閉スペクトラム症(ASD)の治療<薬物治療について>
症状によっては、それを和らげるためにお薬での治療が有効な場合もあります。 副作用の問題や、同じお薬でも人によって合う、合わないがあるので、学校での様子を先生から伺ったりしながら慎重に検討します。 ...
症状によっては、それを和らげるためにお薬での治療が有効な場合もあります。 副作用の問題や、同じお薬でも人によって合う、合わないがあるので、学校での様子を先生から伺ったりしながら慎重に検討します。 ...
さて診断が付いた次の段階で、治療は何をするのでしょうか。 “治療って何をするの?”で、まずはどんなふうに“環境”を整えるか考える、と書きました。 ...
前回登場したウィング医師は、ASDを理解するための概念として 社会性の障害 コミュニケーションの障害 限定的な行動・興味・反復行動の3つの領域を提唱し、「三つ組の障害」と呼びました。 現在、DSM-5(アメリカ精神医学会の診断基準)では①②がひとつにまとめられ、以下のようになっています。 ...
1981年、イギリスの精神科医ウィングがアスペルガーの論文を再発見し、彼女が研究対象とした34症例と共に「アスペルガー症候群」と定義しました。これ以降、専門家の間で徐々に注目されるようになり、DSM-IV(1994年)において診断名として追加されています。 ...
かつて「自閉症」や「アスペルガー症候群」と分かれていた診断名は、現在では「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」としてまとめられています。なぜそのようになったか、歴史的な背景を見てみましょう。 ...